<沖縄>ヌチドゥタカラの家館長「戦争は人災」 今こそ平和学習を!

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 1984年設立の反戦平和資料館「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)の家」は、沖縄戦で犠牲になった人々の遺留品を並べている。薬莢や破れた衣服からは当時の惨状見てとれる。「戦争の残したものを見て、同じ道をたどらないための学びの場であってほしい」と、館長の謝花(じゃはな)悦子さんは語る。

 

▼戦争は人災 不十分な平和教育

 謝花さんは、「戦争は人災。地震津波などの天災よりも恐ろしい」と繰り返す。戦争で多くの人が亡くなって初めて、自身が戦前に受けた教育が間違いであったことに気がついた。平和を作るというのは「人災」を止めることで、そのためには戦争について学ぶことが最も大切という。しかし、謝花さんは現在の平和教育では不十分だと語る。5年ほど前までは、学校教員が資料館を訪れ沖縄戦について学んでいたが、現在ではその姿が全くない。戦争を経験したことのない世代が増えるなか、平和教育のあり方に疑問を感じているという。

 

▼学生ボランティア 学ぶ意欲の重要性


 2001年の夏から毎年、ヌチドゥタカラの家には東京都内の学生が平和学習と施設の清掃ボランティアに訪れている。謝花さんは、誠意をもって学習する姿を見て、戦争を知らない学生でも学ぶ姿勢をもつ人が多くいることを実感した。「学習はやりすぎということはないので、多くの学生に平和学習をしてほしい」といい、今後の日本を担う学生の重要性を強調した。(執筆者:上尾歩)