ラブホテル突撃取材! 学生の理想、現実から遠く

大学生アンケート「理想のラブホとは?」

 女子会プランやコスプレ衣装の貸し出しなど、さまざまなサービスが増えているラブホテル。しかし、料金や外観の印象で抵抗を感じる学生もいるようだ。当編集部が関西の大学生100人を対象に行った調査によると、「理想のラブホテル像はどのようなものか」という問いに対し、女子学生からは「映画観賞やカラオケなどの多人数で楽しめるサービス」、「充実した食事提供」など、サービスの充実を求める声があがった。男子学生からは「安価な料金設定」や「メール予約システム」など利便性を重視する声が多かった。

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ホテルの料金設定は男子学生の懐事情を左右する?

 

「実現は不可能」 経営者の視点から

  大学生の要望は実現可能なのか、大阪市北区内にあるラブホテルの経営関係者に話を聞いたところ、「立地や規模によるが、実現はほぼ不可能」だという。多人数の利用は騒音を起こしやすく、ほかの利用客とトラブルになる可能性がある。また、食事メニューを充実させればそれだけコストが増える。 

 予約システムをすでに導入しているホテルもあるが、とりあえず予約してキャンセルする利用客がいるため、売上への影響が大きく実施は難しいとのこと。

 大学生の集客を増やすためには「料金を下げることが一番。しかし客層や利益増加を考えると学生に合わせた低料金は都市部では不可能。郊外のラブホテルなら可能かもしれないが、料金を下げるのは最終手段」と話した。低料金を目指すとサービスの質を下げるほかなく、リピーター獲得が困難になるという。

 学生の「安くてきれい」という要望をホテル側が採用するのは、利益維持を考えると難しい。足を運びやすい都市部に高料金のホテルが集中しているのが現状だ。大阪市北区のラブホテル7軒の設定料金を比較したところ、大学生の理想に最も近いのは、月曜から木曜の昼間ということがわかった。

 ラブホテルが学生の理想像を実現するのは難しい。利用したければ自分の懐事情をホテルの立地や料金、時間帯などにすり合わせるしかないようだ。(執筆者:瀧本楓)