<中東周遊取材>レバノンへ流入するシリア難民(森口広大)

 2011年にシリア内戦が始まって以来、多くのシリア国民が故郷を離れ、避難生活を強いられている。2014年11月現在、国連の報告ではその数は320万以上にも上り、その中でも難民の流入が特に著しい隣国レバノンでは110万以上の人々がシリア難民として登録されている。都市部に生活する難民の多くは、レバノンの身内を頼るなどをして、アパートを借りて生活している。そして都市部難民の中でも特に貧しいものは*パレスチナ難民キャンプに住居を借り、そこでの生活を強いられる。また、そういった者の中にはシリアのパレスチナ難民キャンプから避難してきたパレスチナ人も存在する。(*本来中東諸国には1948年のイスラエル建国以来、各地に散ったパレスチナ人を受け入れるパレスチナ難民キャンプが点在する。レバノンもそのようなパレスチナ難民キャンプを有する国の1つだ。)

 「私は毎日ここでガムを売っています。1つ1,500レバノン・ポンド(約1ドル)です。15,000レバノン・ポンド(約10ドル)稼ぐ日もありますが、物価の高いレバノンでは不十分です。1つだけでも買ってください。お願いです」様々なブランド店が立ち並ぶ、レバノンの首都ベイルート1の繁華街の路上でガムを売る若いシリア人女性は話す。彼女のような女性に加え、路上で靴磨きをしてお金を稼ぐ少年たちの姿も都市部では多く見られる。

「私は、初めはここの路上で果物を売っていたが、商売道具をレバノン人に破壊されて以来、無職だ。国連から月に120ドル分の支援を受けているが、これは家族4人で120ドルだ。足りるわけがない」こう話すシリア人のヤメンさんは、レバノン北部トリポリのアパートの1室をカーテンで区切り、家族と共に暮らしている。シリア難民に同情の思いを寄せるレバノン人は多いと言われているが、内戦が始まり3年以上が経過し、この国の人々の間にも疲弊が見られるようになってきているのも現状である。

 2011年にシリア内戦が始まって以来、多くのシリア国民が故郷を離れ、避難生活を強いられている。2014年11月現在、国連の報告ではその数は320万以上にも上り、その中でも難民の流入が特に著しい隣国レバノンでは110万以上の人々がシリア難民として登録されている。都市部に生活する難民の多くは、レバノンの身内を頼るなどをして、アパートを借りて生活している。そして都市部難民の中でも特に貧しいものは*パレスチナ難民キャンプに住居を借り、そこでの生活を強いられる。また、そういった者の中にはシリアのパレスチナ難民キャンプから避難してきたパレスチナ人も存在する。(*本来中東諸国には1948年のイスラエル建国以来、各地に散ったパレスチナ人を受け入れるパレスチナ難民キャンプが点在する。レバノンもそのようなパレスチナ難民キャンプを有する国の1つだ。)

 「私は毎日ここでガムを売っています。1つ1,500レバノン・ポンド(約1ドル)です。15,000レバノン・ポンド(約10ドル)稼ぐ日もありますが、物価の高いレバノンでは不十分です。1つだけでも買ってください。お願いです」様々なブランド店が立ち並ぶ、レバノンの首都ベイルート1の繁華街の路上でガムを売る若いシリア人女性は話す。彼女のような女性に加え、路上で靴磨きをしてお金を稼ぐ少年たちの姿も都市部では多く見られる。

 「私は、初めはここの路上で果物を売っていたが、商売道具をレバノン人に破壊されて以来、無職だ。国連から月に120ドル分の支援を受けているが、これは家族4人で120ドルだ。足りるわけがない」こう話すシリア人のヤメンさんは、レバノン北部トリポリのアパートの1室をカーテンで区切り、家族と共に暮らしている。シリア難民に同情の思いを寄せるレバノン人は多いと言われているが、内戦が始まり3年以上が経過し、この国の人々の間にも疲弊が見られるようになってきているのも現状である。

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写真:1歳の娘をあやすヤメンさん。(撮影=森口広大)