中東周遊取材

<中東周遊取材>パキスタン・戦火と貧困から逃れてきたパシュトゥーン人(森口広大)

(この記事は2014年10月16日に執筆されました) パキスタンの首都イスラマバードの一画にひっそりと、泥で作られた家々が軒を連ねている。簡易的住居という意味のカッチー・アバディと呼ばれるその地域には、30年以上も前から、アフガニスタン及びアフガン国…

<中東周遊取材>レバノン・来る冬を待つシリア難民(森口広大)

(この記事は2015年1月、LINK学生ジャーナル12号に掲載されたものです) 2011年より続くシリア内戦により、現在に至るまでレバノンでは、国連に登録されている者の数だけでも110万人以上の難民がシリアから流入している。特にレバノンの東…

<中東周遊取材>パレスチナ 反分離壁デモの様子(森口広大)

ヨルダン川西岸側パレスチナ自治区ラマッラー郊外に位置するビリン村では、2005年2月より、イスラエルとパレスチナ自治区を隔てる分離壁の建設に反対するデモが毎週金曜日に行われている。そこで私は2015年1月2日と9日の2週にかけてこのデモの…

<中東周遊取材>パレスチナ自治区、イスラエル入植の実態(森口広大)

2015年1月、パレスチナ自治区におけるイスラエル入植の実態を取材するためにイスラエルに渡った。1948年にイスラエルが建国されて以来続くイスラエル/パレスチナ問題のことを日本人でも一度は耳にしたことがあるだろう。 私が訪れたのはヨルダン川…

<中東周遊取材>パキスタン・反政府デモ~政府は盗賊だ!~

パキスタン首都イスラマバードの中心部、Dチョークと呼ばれる地区周辺は首相府や大統領府、その他政府機関が集中した、いわばこの国の心臓部分である。現在そこではパキスタン正義運動率いるイムラン・カーン氏、人民運動率いるタヒル・ウル・カドリ氏と、そ…

<中東周遊取材>レバノンへ波及するシリア内戦の戦火(森口広大)

2011年1月、シリアで行われたバッシャール・アル・アサド政権に対する反政府デモが武力衝突へと変貌して以来、シリア各地では3年以上にもわたって、激しい戦闘が繰り広げられている。それにより現在、シリア南西に位置する隣国レバノンにまでも戦闘は…

<中東周遊取材>レバノンへ流入するシリア難民(森口広大)

2011年にシリア内戦が始まって以来、多くのシリア国民が故郷を離れ、避難生活を強いられている。2014年11月現在、国連の報告ではその数は320万以上にも上り、その中でも難民の流入が特に著しい隣国レバノンでは110万以上の人々がシリア難民…