文化

LINK女性記者が体験、「相席屋」潜入ルポ!!(水戸さくら)

相席の魅力「あわよくば」だけじゃない? 初対面の男女が「相席」して食事を楽しむ居酒屋「相席屋」を、LINKの女性記者が訪れてみた。座席には柵状の扉がついていて、外側から中の様子が見える半個室。男女が向かい合うように誘導してもらえる。初対面の…

「教派擬人化」実現で話題 ピューリたんで伝道?(水戸さくら)

キリスト教専門誌『キリスト新聞』で連載中の「ピューリたん」。「宗教系ゆるふわマンガ」がコンセプトだ。以前からあった「教派擬人化」構想の実現は、クリスチャンだけでなく「萌え擬人化」ファンの間でも話題。関係者もこの動きを歓迎している。 同作品の…

<書評>独特な文体から浮き上がる物語・『恋文の技術』 (森見登美彦・ポプラ社)

物語の舞台は、京都から少し離れた能登半島だ。京都の大学院に在籍する主人公の守田一郎は教授に命ぜられ、能登半島臨海実験所にクラゲの研究をするためにやってきた。 森見登美彦は作品のあとがきで「夏目漱石の書簡集がおもしろかったので、とにかく真似し…

<私たち、夢見る乙女です!>腐女子の生態~大豆にはもどれない女たち~

はじめにおことわり 本稿で述べている事柄は、あくまでも一部の意見ですのでご了承ください。 2013年2月24日午後5時。「腐女子」の生態を探るべく、インタビューを決行した。舞台は大阪。質問に応じてくれたのは二人の20代腐女子のA子さんとB実さ…

ローカル線一人旅、最南端にて(三根穂香)

一人で旅をする、あのワクワクは人生であと何回味わえるだろう。私はこの春、九州にて三泊四日の一人旅をした。 目的地は九州の最南端である指宿(いずぶき)だ。近頃ローカル線での旅がマイブームであった私にとって、本州最南端を走る指宿枕崎線は魅力的に…

兵庫県西宮レポート・甲東園バルの魅力に迫る (村上直樹)

近年、地域活性化の取り組みとして「バル」に注目が集まっている。地元の飲食店などが軽食を提供し、集まった客が複数の飲食店を渡り歩くイベントのことだ。 兵庫県西宮市甲東園では4月25日「甲東園バル」が開催された。京都から来たという男性は、「各地の…

<書評>『あのころはフリードリヒがいた』(岩波少年文庫・2000年)

書評『あのころはフリードリヒがいた』 ハンス・ペーター・リヒター著 上田真而子訳 岩波少年文庫 (2000) 第二次世界大戦直前のドイツ。ヒトラーが政権を握り、ユダヤ人排斥を進めていく過程を、ユダヤ人少年(フリードリヒ)を友人にもつドイツ人少年「ぼく…

<Liebsten Bucher>就活を前に思うこと・『車輪の下』(岩波文庫・1958) 

主人公のハンス・ギイベンラアトは、小さな村に生まれた頭の良い子どもだった。大人たちは彼を稀代の天才と信じ、我先にと教育する。壮絶な受験勉強の末、難関の神学校に入学したハンスだが、規則ずくめの校風や難解な授業についていけなくなり、結局地元に…