<中東周遊取材>レバノン・来る冬を待つシリア難民(森口広大)

(この記事は2015年1月、LINK学生ジャーナル12号に掲載されたものです)
 
 2011年より続くシリア内戦により、現在に至るまでレバノンでは、国連に登録されている者の数だけでも110万人以上の難民がシリアから流入している。特にレバノンの東部、レバノン山脈とアンチレバノン山脈の間に位置するベカー高原への流入が顕著であり、およそ41万人のシリア人が暮らしている。このベカー高原の気候は、地中海沿岸の他諸都市と比較して冬の気候が厳しく、例年積雪も観測されており、今年もここに住むシリア人たちはわずかな設備で厳しい冬を乗り切ることを強いられる。筆者は、気温が低下し始めた11月中旬から12月初旬にかけてこの高原の難民居住区の1つを訪れた。

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写真:レバノン有数の絶景を誇るベカー高原では、このようなテント群が非公式に点在する。

 

 

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写真:テントの中はストーブとマットとわずかな枚数の毛布のみで非常に殺風景である。
 

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写真:夜。電気は無く、携帯電話で部屋を照らす。

 

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子供たちの背後には美しいレバノン山脈がそびえる。

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このキャンプ群に暮らす人々は皆シリア北部の都市ラッカ出身である。

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写真:元気いっぱいの子供たち。

 

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写真:「調理場」で、この地域の主食であるピタを焼く女性。ピタとは薄い円形のパンのことで、肉や野菜を包んで食べる。
 

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写真:滞在中筆者がお世話になった方たち。
 
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